Brand story

私たちの歩み

ブドウ栽培に適した
小諸という土地との出会い

私たちは2016年よりワイン造りに適した環境を求め日本中を探し回りはじめました。
そして巡り会えたのが長野県小諸市でした。まず2019年に2人で1ヘクタールの耕作放棄地を開拓。
ブドウ畑へと整備し、欧州種系のワイン用の苗木を定植しました。
2021年には初年度に定植した畑からの初収穫。喜びもひとしおでした。
2023年3月Komorokko Farm & Wineryのオープンに伴い、同ワイナリーでのワイン造りが順次スタートします。

私たちのワインづくり

皆さんは日本のワインを飲んだことはありますか?

国税庁が定める日本ワインの定義が適用されたのは2018年。徐々に海外でも認められる国産ワインが増えてきていますが、ワインと聞いて想起するのはまだまだフランスやイタリアなどの諸外国です。

日本人だから日本でワインをつくる。日本でしかつくれないワインがある。小諸(KOMORO)を世界の銘醸地へするために、私たちはチャレンジします。

小諸という土地

豊かな自然と歴史を感じる街並みで、詩情あふれる小諸市は、北に雄大な浅間山、南西に千曲川が流れる自然豊かな都市です。
年間を通じて雨の日が少なく、豊富な日射量と大きな寒暖差があり、国内でも屈指の晴天率を誇るブドウ栽培に適した地域です。

私たちはこの小諸の地で、標高650-950mの市内に点在する耕作放棄地を開拓し、欧州系品種を中心に約18,000本のブドウを栽培しています。必要最低限の農薬で自然を尊重し、豊かな土壌を通じて、小諸市でしか表現できない味わいを目指します。

耕作放棄地を耕した日々
そして生まれ続ける新しい風景

2023年現在、小諸市内に10ヶ所のブドウ畑を保有していますが、当初はすべて耕作放棄地でした。 岩盤の多い土地柄、開拓整備するのにとても大変だった土地ばかり。
もちろん、雑草だけを刈ればすぐ圃場として使える土地もありましたが、標高や水はけ、土壌、土地の形状などを総合的に考慮すると、私たちが理想とする場所は、誰もが手を付けたくないような荒れ果てた畑がほとんどでした。

ブドウを育てるのに、開拓整備の大変さを理由に妥協はしたくありませんでした。
ただし、手をつけた土地は荒れ果てた畑というより、荒れた雑木林か森。数メートル先も見えないほど、数十メートルで直径数十cmの大木が生い茂り、人の侵入を何年も憚っていたような土地ばかりでした。

当初は慣れない作業に、初めての機械工具。耕作放棄地を畑へ変更するやり方さえわからない状態で、全てが初めての手探りからの作業でした。 また、重機もなくスコップと刈り機とチェンソーのみの全て人力作業。

「ワイン造りやブドウ栽培」が目的ではなく、「耕作放棄地を綺麗な畑にすることが目的なのか?」と勘違いするほど開拓に明け暮れました。

朝早くから夕暮れまで毎日開拓し、雨の日も雪の日も休むことなく、木を切り石を掘り出しそして運ぶ。本当に辛かったです。当初の作業は2名で人力のみでの作業でしたが、徐々に重機なども充実していき、ワイン造り情熱をささげる良き仲間も増えていきました。そんな困難を乗り越え、現在では6.5ヘクタールまでに増え、約18,000本の苗木を定植しました。

耕作放棄地が、畑へ変わった瞬間の達成感は、今までに味わったことないような気持ちでした。これから益々苗を植え、ブドウを沢山収穫し、ワインへ変化していくことを思うと楽しみで仕方ありません。

この豊かな小諸の地力を存分に引き出し、個性的で豊かで偉大なワインを造り出したいという強い想いがあります。 少しでも私たちのワイン造りへの想いをみなさまのもとへお届けできればと思っています。

私たちの農業が人と人をつなぎ、触れ合いを生み出すことを期待しています。

株式会社Greve.t 代表取締役 吉岡 秀之

Our Field
MASAMUNE ZERO 750
MASAMUNE 1 908
MASAMUNE 2 908
KAORU1 870
KAORU2 922
ZEKKEI 910
TETUDO 610
SANDS1 723
SANDS2 735
ONUMA 830
YAKINIKU 850
YAMANOKAMI 880

栽培品種

ピノ・ノワール / メルロー / カルベネ・フラン / カルベネソーヴィニヨン / シラー / マルベック / ピノタージュ / シャルドネ / リースリング / ソーヴィニョン・ブラン / ピノグリ / ゲヴェルツトラミネール / ケルナー / アルバリーニョ / セミヨン

栽培面積

6.5ha (2023年3月現在)